SensorCatalog

計装アンプのゲイン計算ツール

ブリッジやセンサ用アンプのゲイン抵抗を選び、出力が電源の範囲内に収まるか確認します。

ゲイン

抵抗の系列

入力と出力

結果

499Ω

E96 の値、ゲイン 99.998(目標から -0.002 %)。

正確な RG
498.99 Ω49.4 kΩ / (100 − 1)
E96 487 Ω
G = 102.44+2.44 % · 0.500 V … 2.549 V
E96 499 Ω
G = 99.998-0.002 % · 0.500 V … 2.500 V
出力の限界
0.100 V … 4.900 V電源から 0.1 V の振幅余裕を引いた値
収まる最大ゲイン
220この入力範囲と基準電圧の場合
RG の許容差によるゲイン誤差
±0.099 %抵抗 ±0.1 %、K には別に許容差あり
入力スパン
20 mV出力では 2 V
計算式と規格
G = 1 + K / RG   RG = K / (G − 1)
Vout = G × (V+ − V−) + VREF   ΔG / G = (G − 1) / G × ΔRG / RG

ゲイン抵抗 1 本で設定する 3 オペアンプ構成の計装アンプは G = 1 + K / RG で、K は内部抵抗で決まり、データシートのゲイン式に記載されています(49.4 kΩ、50 kΩ、100 kΩ が一般的)。出力は G × (V+ − V−) に REF 端子の電圧を加えたもので、入力範囲の両端で電源の出力振幅限界内に収まる必要があります。

標準抵抗で正確なゲインが得られることはまれなので、両側の E 系列値とそれぞれのゲインを示します。RG の許容差は (G − 1)/G × 許容差 としてゲインに入り、データシートでは K の許容差とゲインドリフトが加わります。単電源では、入力がゼロまたは負のとき REF 端子で出力を負側電源より持ち上げる必要があります。入力同相範囲はゲインによって変わり、データシートのダイヤモンドプロットで示されますが、ここでは確認していません。

増幅出力付きのロードセルやブリッジセンサをお探しですか?

SensorSpan に見積りを依頼

計装アンプのゲイン計算ツールのしくみ

計装アンプは、ひずみゲージブリッジやロードセルの出力のような 2 つの入力の小さな差を増幅し、両方に共通する電圧を除去します。抵抗 1 本でゲインを設定する計装アンプの多くは、G = 1 + K / RG という形の式に従い、外付けの抵抗 RG でゲインを決めます。K は内部抵抗で決まり、データシートのゲイン式に記載されています。

このツールは、目標ゲインに対する正確な RG、その両側の E24 または E96 の標準値、それぞれのゲイン、入力範囲の両端での出力電圧を求めます。出力を電源から出力振幅余裕を引いた範囲と比べ、収まる中で目標に最も近い値を推奨します。

ゲイン定数 K

K は部品によって異なり、データシートから取る必要があります。49.4 kΩ は一般的な計装アンプのいくつか(AD620 型、INA129 型の式)に、50 kΩ はほかのもの(INA128 型)に、100 kΩ は一部の低消費電力品に見られます。違うデータシートの K を使うと数 % のゲイン誤差になり、校正不良のように見えます。

標準値とゲイン誤差

正確な RG が標準値になることはまれです。G = 100、K = 49.4 kΩ では正確な値は 498.99 Ω で、499 Ω(E96)では G = 99.998 になります。RG が小さいほどゲインは高くなるので、出力が電源に近いときは大きい側の標準値が安全です。

RG の許容差は (G − 1)/G × 許容差 としてゲインに入るので、0.1 % の抵抗では高ゲインでほぼ 0.1 % のゲイン誤差になります。データシートでは、通常 0.数 % の K の許容差と、温度によるゲインドリフトが加わります。2 点校正で初期誤差は取り除けますが、ドリフトは残ります。

出力範囲とリファレンス端子

出力は G × (V+ − V−) + VREF です。単電源では出力は 0 V に届きません。基準を 0 V にして入力がないと、出力は下側の振幅限界より下になり、正しく読めません。バッファ付き分圧回路のような低インピーダンスの電源でリファレンス端子を持ち上げると、出力範囲全体が上に移ります。0.5 V や電源の中点がよく使われます。ツールは、入力の両端が出力の限界内に収まる最大ゲインを示します。

ブリッジ出力は ひずみゲージブリッジ計算ツール や ロードセル出力計算ツール から入力し、得られる分解能を ADC 分解能計算ツール で確認してください。

よくある質問

入力同相範囲が重要なのはなぜですか?

内部の各アンプにはそれぞれ電圧の限界があるため、許容される同相電圧はゲインと出力電圧によって変わります。データシートではひし形の図で示されています。同じ単電源で励起したブリッジは電源の中点にあるので、その点を図で確認してください。このツールでは確認しません。

抵抗 2 本を直列にして正確な値にできますか?

できますが、それぞれの許容差と温度係数が加わります。0.1 % の抵抗 2 本は通常 1 % の 1 本より良く、E96 の 1 本で十分近いこともよくあります。

RG はどこに置くべきですか?

RG 端子のできるだけ近くに、短く対称な配線で置きます。RG 端子は内部アンプの入力につながっているため、そこでの浮遊容量やノイズの飛び込みも増幅されます。

↑ ↓ 選択 · Enter 開く · Esc 閉じる